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2023.05.17 | 展覧会

ポーラ美術館 "シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画  横山大観、杉山寧から現代の作家まで"

※終了いたしました。

『シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画 横山大観、杉山寧から現代の作家まで』
“Shin Japanese Painting: Revolutionary Nihonga”

ポーラ美術館
POLA MUSEUM OF ART

展覧会会期:2023年7月15日(土)~12月3日(日) 会期中無休
開館時間 :9:00 –17:00   (入館は16:30まで)
会場  :ポーラ美術館 展示室1,2,3,アトリウム ギャラリー
主催  :公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
会場構成 :中川エリカ建築設計事務所

【開催概要】
明治政府のお雇い外国人として来日していたアーネスト・フェノロサ(1853-1908)は、当時、日本国内で目にした絵画を総じて “Japanese Painting”と呼び、この英語を日本人通訳が「日本画」と翻訳したことから、明治以後に「日本画」という概念が社会的に定着していったと言われています。

「日本画」は日本の伝統的な絵画と西洋画の接触により、新しい表現形式として確立されましたが、日本という近代国家の形成期における文化的混沌の中で画家たちは、近代とは、西洋とは、国家とは何かという不断の問いと向き合うことを余儀なくされました。第二次世界大戦後は、画壇において日本画滅亡論が唱えられましたが、近代日本画を超克し「新しい日本絵画の創造」を目指した現代日本画の担い手たちの活躍によって、「日本画」は新たな段階へと進みました。

グローバリズムが加速し、西洋と東洋という二分化がもはや意味をなさず、主題や形式、画材などが多様化する21世紀のアートシーンにおいて、現在の「日本画」にはいかなる可能性が秘められているのでしょうか。本展覧会は、近代の「日本画」を牽引した明治、大正、昭和前期の画家たちや、杉山寧をはじめとする戦後の日本画家たちの表現方法、そして現在の「日本画」とこれからの日本の絵画を追究する多様な作家たちの実践の数々にあらためて注目し、その真髄に迫るものです。

[出品作家]
橋本雅邦、川端玉章、狩野芳崖、高橋由一、 浅井忠、小山正太郎
横山大観、菱田春草、下村観山、浅井忠、川村清雄、田村宗立
菊池契月、小杉放菴(未醒)、冨田渓仙、岡田三郎助、岸田劉生、藤田嗣治(レオナール・フジタ)
松岡映丘、山本丘人、髙山辰雄、東山魁夷、杉山寧、加山又造、今井俊満、堂本尚郎
山本太郎、谷保玲奈、久松知子、春原直人、三瀬夏之介、荒井経、マコトフジムラ、野口哲哉、深堀隆介、山本基、天野喜孝、李禹煥、蔡國強、杉本博司